「川中島合戦」に実習生と一緒に参加をして
- 業種 型枠施工
- 国 フィリピン
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会社紹介・自己紹介をお願い致します。
株式会社飯塚工業総務課長の新藤です。
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実習生の日々の様子はいかがですか?
実習生は全員で6名います。全員仲が良く、まとまりがあるように思います。給料日には食事会をしたり、誕生日にはパーティーなどをしたりと、楽しんでいるようです。今まで特に大きな問題もなく、規則正しい生活を送っています。
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実習生を受け入れて感じられていることはありますか?
実習生が来る前は、日本語が十分話せないことにより、コミュニケーションがスムーズにいかないと思っていました。仕事を円滑に行う上で、このコミュニケーションの問題は、大きな影響を与えるかもしれないと感じていました。
コロナの影響があり、来日する日程が遅れ、彼らにとっては、「やっとの思いでやって来た日本」になったと思います。日本語の習得と仕事には、より一層皆まじめに、熱心に取り組んでいました。日本語を早く習得しようと、積極的にコミュニケーションを取り、仕事に関しても、早く覚えようと、まじめに熱心に取り組んでいる様子が見られました。覚えも早く、今では居なくてはならない人材となっています。
「日本に来られた」という彼らの思いも原動力となり、言葉のハードルを共に乗り越え、協力して仕事に取り組むことができるようになったと思います。 -
昨年を含め、今年も笛吹市の秋の大イベントである「川中島合戦戦国絵巻」に、実習生を参加させていただいた経緯は何ですか?
令和4年に、会社として川中島合戦に参加することになりました。日本にいても侍の衣装を着られる機会がめったにないこともあり、実習生に参加するか誘ったところ、是非参加したいとのことで一緒に参加をしました。
令和5年の時は、実習生から、「昨年参加した川中島合戦が楽しいイベントだったので、今年も実施するなら是非参加したい」との希望がありました。会社では参加しませんでしたが、実習生だけで参加をしました。写真をたくさん撮影しており、楽しい一日を過ごした様子でした。 -
ありがとうございました。最後に、インタビューを頂いた株式会社飯塚工業の皆様に、実習生からメッセージが届いています。
< リアンさん>
実習生は皆同じ現場で働き、それぞれが多くのことを学べています。日本語はたくさん勉強しましたが、それでも最初は難しいです。
<メルチョルさん>
仕事では多くの技術を学びました。日本の夏はとても暑いです。コロナの影響で、私たちがいつ入国できるか分からない状況の中、約2年間も僕たちのことを諦めないで待っていてくださった飯塚工業のみなさんにとても感謝しています。
<デニスさん>
会社の方やほかの日本の方と日本語で会話をし、話が通じた瞬間はとても嬉しいです。みんなでおしゃべりする時間も楽しいです。暑い時期は大変です。
<マークさん>
日本に来るという経験ができたことに対して、飯塚工業のみなさんにとても感謝しています。日本の技術や、仕事の基準をたくさん学ぶことができています。
<ジーノさん>
いつも優しく接してくださり、とても感謝しています。たとえ私たちが日本語を上手に話せなくても、いつも理解しようとしてくださいます。
飯塚工業で働ける機会をくださることで、私たちはフィリピンの家族を支えることができています。
<マイケルさん>
飯塚工業で、たくさんの経験をし、多くの思い出つくることができとても感謝をしています。
イベントに参加をさせてくださったり、日本語を教えてくださったりと、いつも私たちに熱心に教えようとしてくださる日本人のみなさんに、心から感謝をしています。 -
インタビューを終えて
皆様いかがでしたでしょうか。
初めに、川中島合戦のイベントに実習生と参加させていただく機会をいただき、飯塚工業の社長と皆様に心から感謝申し上げます。
実習生の皆さんは、今回2回目の川中島合戦への参加ができると知り、本人達も大変喜んでおりました。食事や、週末にはドライブで富士山観光に連れて行ってくださるなど、様々な体験をさせてくれると実習生達からもよく話を聞きます。好奇心旺盛な実習生達が、慣れない日本でも充実した生活を送ることができているのは、会社の皆様の手厚いサポートが行き届いているからだと思います。
配属当初は不安な気持ちで表情が硬かった実習生達ですが、今ではすっかり溶け込み、明るい表情で、仕事も日本での生活も全力で楽しみながら頑張っています。日頃から、会社の皆様が実習生の身の回りのことをよく気にかけてくださっているおかげであることを、このインタビューを通して改めて感じることができました。本当にありがとうございました。