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大学生インターンシップレポート(2)

2024.1.12
NEWS

はじめまして、オアシス協同組合で9月から12月の間に計3回ほどインターンシップをさせていただいた大学2年の鷲巣です。技能実習生の多文化共生に興味があり、大学のゼミでの研究テーマにしています。本インターンシップを通じて、受け入れ企業の現場事情を知り、それを個人研究に活かしたいと思い参加しました。

企業訪問では、2社訪問させていただきました。まずは、千葉県の農家に9月末に訪問させていただきました。こちらの農家では、インドネシア人実習生が働いていました。社長には仕事中にもかかわらず、ご対応いただきました。監理団体の企業訪問における最も重要な役割の一つが、受け入れ企業が適切に実習生を雇用しているかチェックすることです。そのために、書類のやり取りはもちろんですが受け入れ企業の方との会話も大切にしていることがわかりました。

 

現場を見させていただいた後には、実習生の住居も訪れ、実習生の生活者としての一面を知りました。しかし、日本語の郵便物がたまっているなど散らかっていたりする部分が見られ、実習生を仕事面だけではなく生活面でも継続的にサポートする体制が必要と感じました。

 

2社目は、10月下旬に埼玉県の建設会社に訪問させていただきました。こちらの企業では、日曜日に実習生への日本語教育を行っており、実習生を育てることに熱心です。こちらでは、仕事に関すること以外にも実習生が住居を借りる際に大変なことや日本語学習の現状についてもお話ししてくださいました。生活者として実習生が日本で生活することとそれをサポートすることの大変さが理解できました。

 

一連のインターンシップを通じて私が学んだのは、来日している実習生側から日本側にアプローチすることばかりが共生ではなく、そのきっかけとして受け入れ企業の実習生側へのアプローチが重要であるということです。実習生の出身国の文化や生活について理解を深めることが、言語や習慣も大きく異なる場所から来た外国人を受け入れる側の責務ではないかと思います。