2022年3月にコロナウイルス感染症による入国制限が解除され、海外からの入国が可能になりました。この時期に新規入国した実習生は現在技能実習2号の2年目となり、来年春には2号修了を迎えます(2025年3月~6月頃)。
修了後の進路について、実習生本人たちとすでにお話しされていますでしょうか。いくつかの選択肢がありますが、次の段階の技能実習3号に進む、特定技能1号に資格変更する、あるいは帰国して母国で活躍したいと考えている実習生もいるかと思います。
企業としては、引き続き残ってほしい、または入替えを検討している等、ご事情もそれぞれかと思います。いずれにしても、会社側と本人の意向のミスマッチにならないよう、日頃から実習生達と近い将来についてお話いただき、今後の準備を進めていただければと思います。話し合うことで、実習生の考えが変わり、新しい選択肢が生まれることも十分に考えられます。
外国人の在留資格変更手続きには、かなりの時間と労力を要します。書類の準備や労働条件の確認に加え、書類の原本取得に役所へ直接足を運んでいただき、お忙しい中いつもご対応ありがとうございます。
それぞれの在留資格に本人、受け入れ側(企業)の要件があり、とくに建設業では細かな受入時期や人数の制限もあります。まずはどういう選択肢があるか弊組合実習指導部の担当者にお早めにご相談ください。
全国的に多くの実習生が同時期に入国しているため、同時期に修了する2号生が多く、機構や入管で資格変更の審査が大変混み合い、通常より手続きに時間がかかることが予想されます。希望する時期に許可されない場合は実習・就労できない「待機期間」が発生する可能性があります。
余裕を持って準備できるよう早めにご相談いただきますようお願いいたします。