こんにちは、OASIS NEWSをお届けします!
技能実習生の出身国であるインドネシアは世界でも最もイスラム教徒が多い国ですが、実は様々な宗教や1300以上の民族、500以上の言語が存在します。日本と同じく島国であり、地域によって民族や言語が異なります。
インドネシアはイスラム教が多数を占めますが、バリ島にはヒンズー教徒が多く住んでいます。オアシス職員の中にもインドネシアにルーツを持つメンバーがそれぞれの習慣や文化、宗教を持っています。
多様な背景を持った人々がお互いの宗教や習慣を尊重しあい生活することが根付いていると言えるでしょう。
明日3月29日はバリ島ヒンズー教の「ニュピ」と言われる新年にあたります(年によって日付は異なります)。バリの人々にとってとても大切で楽しみな日でもあります。
ニュピ前日は「オゴオゴ」と呼ばれるお祭りがあり、悪霊を模した大きな人形を山車にのせ街中を練り歩きます。最後はこのオゴオゴを燃やし悪霊を追い払います。
ニュピ当日は夜明けから翌朝まで、「火や電気を使わない」「外出をしない」「仕事をしない」「殺生をしない」と定められており、自宅で静かに過ごします。家庭によっては1日断食をする人もいて、家族と静かに過ごします。外出は完全に禁止されているため、この日はすべての商店が閉まっており、空港も緊急時以外は完全に閉鎖されています。街にはパトロールをしている警察官しかおらず、出歩いていると観光客でも注意されてしまうそうです。
普段は車やバイクで街中が渋滞していますが、その日は空気も澄んできれいな満点の星空が現れる非日常を体験でき、バリ出身のスタッフはとても楽しみにしていると話してくれました。
現地では「RAHAJENG NYANGGRA RAHINA NYEPI SAKA 1947 ラハジュン ニャングラ ラヒナ ニュピ サカ 1947」といってニュピを祝います。(バリヒンズー教・サカ暦での数え方で今年は1947年目になります。)
バリの方は、男性なら「I (イ)~」女性なら「Ni(ニ)~」から始まる名前の方が多くまた出生順に付ける名前もあり特徴的です。バリ島出身の実習生、特定技能外国人の方がいらっしゃれば母国のお正月や風習についてぜひ聞いてみてください。
観光地として有名なバリ島ですが文化や風習にも興味を持つとまた違った視点で見ることができるかもしれません。

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そしてイスラム教の新年であるレバラン(イード)は今月末3月31日から4月1日ごろの見込みとされています(新月の観測によるので日程は直前に確定します)。
断食月が明けて新年を祝います。(イスラム教の断食月とは何ですか?(OASIS NEWS Vol.60))
イスラム教の方には「断食明けおめでとうございます!」「Selamat Hari Raya Idul Fitriセラマット ハリ ラヤ イデュル フィトリ」とお声がけください!
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