OASIS NEWSをお届けします!
******************もくじ*******************
1.実地検査での注意点について
2.建設業・特定技能外国人受入れ企業様向け/一時帰国支援のご案内
3.千葉県国際交流センターの情報誌にオアシスが紹介されました
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【1.実地検査での注意点について】
技能実習生の受入れをされている組合員様においては、外国人技能実習機構(機構・OTIT)により3年に一度の定期検査や、臨時検査(該当事由があった場合)が実施されることがあります。
実地検査においては認定計画に従って技能実習が適正に行われているかの確認や、必要な帳簿書類等を確認します。 技能実習法違反の場合や出入国管理法・労働関係法令違反 が疑われる場合などには、改善勧告・指導が行われます。 実地検査は技能実習法に定められており、私ども監理団体も1年に1回の実地検査を受けております。
実地検査について:実習実施者のみなさまへ 外国人技能実習機構の実地検査にご協力をお願いします
弊組合職員が実地検査に立ち合い、機構の担当者から話しを伺うことも多々あります。よく指摘されるポイントとしては以下の通りです。
<指摘ポイント① 帳簿、証明書の保管>
「1.健康診断結果、2.特別教育等の証明書、3.有給休暇管理簿(下記ポイント④⑤で後述)の3点は、実習生の安全や健康に大きく影響するので、機構としては特に注意して見ている」と機構担当者がお話しくださいました。また、出勤簿等の書式が旧式のままであったり、必要な項目がない場合もあるようです。今一度、書類の保存や書式の形式等をご確認いただきますようお願いします。
労働基準監督署:労働基準法で規定された代表的な4帳簿
<指摘ポイント② 実習指導員の人数>
技能実習生が数人の場合はあまり指摘されることはないようですが、実習生が5~6名以上の規模で実習指導員が1名のみの場合は、指導員を2名以上にした方がよいと注意されることがあるようです。指導員が体調不良になった時や休暇の場合、また建設業の場合は現場が複数箇所に分かれること等に備えて追加した方がよいそうです。指導員追加の際は届出が必要になりますので、オアシス職員へお知らせください。
<指摘ポイント③ 鍵付きの貴重品入れの設置>
技能実習生の多くが宿舎で共同生活を送っていることを踏まえて、プライバシーの確保や盗難防止の観点から、身の回り品を収納できる一定の容量がありかつ施錠可能・持出不能なもの(鍵付きの貴重品入れ、ロッカーのようなもの)を設置することが定められております。
すでにご用意いただいている組合員様も多くいらっしゃいますが、まだ設置できてない場合や新規で受入の場合は『鍵付き収納ボックス』等でインターネット検索すると頃合いの物が見つかるかと思いますのでご参考になさってください。お困りの際は弊組合担当者へお尋ねください。
なお、一人暮らし又は鍵付きの個室の場合は鍵付きのロッカーの用意は不要です。
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機構担当者のアドバイスと弊組合職員が立ち合いで感じたことのポイントをいくつか挙げると以下の通りです。
<ポイント④ 特別教育について>
とくに建設業では安全に関する教育や、業務で必要であればフルハーネス等必要な講習を受講させ、証明書を保管いただくようお願いします。
<ポイント⑤ 有給休暇の取得と管理>
「使用者(企業)は10日以上の有給休暇が付与されるすべての労働者に対し、毎年5日間、時季を指定して有給休暇を取得させること」が義務付けられております。
有給休暇を取得させないことは労働基準法違反とされ、罰則を科せられる可能性があるため必ず取得させるようご留意ください。
厚生労働省:年次有給休暇の時季指定義務
年次有給休暇管理簿は2019年4月から法定帳簿として、ルールに沿った作成、5 年間の保存(当面は3年間)が義務となっております。
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実地検査の日程調整や書類の確認準備、当日の検査のご対応等、日々の業務でお忙しいところご協力いただきありがとうございます。
ご不明な点等ありましたら弊組合担当者へご連絡ください。
【2.建設業・特定技能外国人受け入れ企業様向け/一時帰国支援のご案内】
建設業の特定技能外国人が一時帰国する際の母国への一時帰国にかかる費用をJAC(建設特定技能人材機構)が1人一回限り5万円を支援する制度を行っております。
※建設業での受入で、毎月の受入負担金を納付している企業様が対象です。
※脱退一時金を目的とした場合、退職前提となるため対象外となります。
※企業様からの申請手続きとなります。
詳細はJACのHPをご確認ください。
【3.千葉県国際交流センターの情報誌にオアシスが紹介されました】
私共オアシス協同組合が加入している千葉県国際交流センターの会報誌「国際交流つうしん 2024年11月号」の団体活動紹介コーナーに寄稿し、弊組合をご紹介いただきました。
千葉県内の技能実習生、特定技能外国人の活躍をご紹介すると共に、まだ多くの方に知られていない部分も多い技能実習制度や外国人雇用、外国人との共生について読者の方々にに少しでもご理解いただければと思います。これからも微力ながら地域社会や外国人の皆さんが活躍できる環境づくりに尽力して参ります。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
機構の担当者から実習日誌についてアドバイスをいただきました。実習の内容について「何の作業の指導をしたか」だけではなく「何の作業の、どのような点を指導したのか」を具体的に記録してほしい、と仰ってました。毎回詳細を書くことは難しくても余裕があるときや強く印象に残った時だけでも記録できると、1週間や1ヶ月では感じられないことも1年、3年と見返すと成長していることが実感できるかもしれませんね。毎日つい小声を言ってしまう我が子にも、長い目で彼の成長と向き合わないといけないなと少し反省しました。
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